ピットブルを飼っている芸能人まとめ！後藤祐樹や格闘家、具志堅用高も？

ピットブル（アメリカン・ピット・ブル・テリア）をご存知ですか？

闘犬で勝てる最強の犬として、かつてアメリカで作られた犬種（2022年現在のアメリカでは、闘犬は非合法です）。

中型犬ながら、強い攻撃性や鋼のような筋肉で知られています。

【画像：ピットブル】

闘争本能を高めるよう、何世代も交配を重ねて誕生したピットブル。

その一方で、飼い主への忠誠心や頭の良さも特徴的で、もちろん日本でも愛好家がいます。

たとえば、芸能人でピットブルを飼っているのは誰なのか。

多頭飼いしている後藤祐樹さん夫妻や格闘家、ダルビッシュ有さんなど、芸能人・有名人のピットブルオーナーをまとめました。

後藤祐樹はピットブルを多頭飼い！

ピットブルを飼っている芸能人といえば、2022年時点でたびたび話題になるのがこちら。

元アイドルでユーチューバー、後藤祐樹さんとその奥さんですね。

後藤祐樹さんは、「元モーニング娘。」で活躍した後藤真希さんの弟。

自身もかつては、アイドルユニット「EE JUMP」のメンバーでした。

2022年現在、後藤祐樹さんはピットブル５匹を多頭飼い中。

最初にアロ（オス）を飼い始め、その１年後にベル（メス）、さらに４か月後にケビン（オス）を迎えたそう。

そしてベルとケビンの間に子供が生まれ、それがカールとポニーです。

SNSやYouTubeでは、５匹の愛犬ピットブルたちの画像を頻繁に投稿している後藤祐樹さん。

犬たちとの生活について、こんなことを語っています。

後藤祐樹：僕たち夫婦って、家族で過ごす時間がすごく長いんですよ。（中略）ワンちゃんを迎えてからは、外に飲みに行くのは年に一度あるかないか。ワンちゃんと1秒でも長く一緒にいてあげたいんです。芸能界に復帰しても、ワンちゃん優先の生活なのは変わらないと思います。

出典：NEWSポストセブン（2022.2.28）

かつて不祥事を起こし、芸能界から遠ざかっていた後藤祐樹さん。

ですがピットブルを飼い始めて、生活は大きく変わったそう。

ただし、ヤンチャな部分は残っているようで・・・。

2021年7月には、自分のおなかにピットブルのタトゥーを入れたことも注目されました。

ピットブルを飼っている格闘家は？

藤原組長（藤原喜明）：プロレスラー

藤原組長ことプロレスラーの藤原喜明さんも、ピットブルを飼っていた芸能人のひとり。

愛犬の名前は「マックス」で、藤原組長にピタリと寄り添う忠犬として有名でした。

藤原組長がピットブルを飼い始めたのは、プロレスラーのカール・ゴッチ氏がきっかけです。

ヨーロッパ出身のカール・ゴッチ氏は、アメリカを中心に日本でも大活躍。

アントニオ猪木氏に卍固めを伝授した人物でもあり、藤原組長も師匠として慕っていたそう。

その「プロレスの神様・ゴッチ」の愛犬が、まさにピットブルだったのです。

藤原組長の忠実な子分だったマックスくん。

2009年１月に16歳で天寿を全うしています。

堀口恭司：総合格闘家

現在はアメリカに拠点を移した総合格闘家、堀口恭司さんもピットブルオーナー。

その愛犬の名前は、「ロイ」です。

堀口恭司さんは、2021年3月にピットブルを飼い始めたばかり。

YouTubeやインスタグラムには、ロイちゃんの成長記録が頻繁に投稿されています。

浜崎、石渡に続き堀口恭司が🐶飼うとる。ロイ君とな。
ただの癒し動画です。
堀口恭司、犬の事になるとめちゃくちゃ饒舌なんですけど。

Originally tweeted by nori_MMA (@nnnnn_mma) on 2021年3月11日.

SNS上にはこんなコメントもあり、ピットブルのロイちゃんはファンにも愛されているようです！

山本KID徳郎：総合格闘家

「神の子」と呼ばれた、総合格闘家の山本KID徳郎さん。

長年パートナーとして側にいたのは、ピットブルのソニーくんでした。

山本KIDさんがソニーくんと出会ったのは、2009年頃のこと。

当時の思い出について、山本KIDさんはブログにこう綴っています。

ソニーと出会ったのは１０年前ぐらいになるのかな、ピットブルのブリーダーが余ってるからってくれたんだよね。

ソニーは模様が汚くて余ったらしい（笑）

そこはハンサムな俺とはちょっとちがったな。。

来た時はもう１才半ぐらいだった。ずーっと机の下で隠れて出てこなかったんだよな。

それから慣れてからは俺と毎日寝るようになってどこでも車で一緒に行ったな。

ソニーは兄弟でもあり俺の体の一部みたいだったな。

出典：山本KID徳郎 公式ブログ（ヤプログ！ byGMOサービス終了に伴い現在は消滅）

晩年のソニーくんは肺がんを発症。

山本KIDさんは毎週のように病院へ連れて行き、肺の水を抜く処置を受けさせたそう。

ですが看病もむなしく、2011年1月20日にソニーくんは亡くなりました。

ちなみに山本KIDさんは、闘犬に大反対していたのも有名な話。

2015年放送の番組「Bazooka!!!」（BSスカパー！）では、闘犬愛好家の男性と口論となり、

「飼い主も会場でやればいいのにね。飼い主対飼い主」

と、言い放って物議をかもしました。

そう主張していた山本KID徳郎さん。

胃がんで闘病の末、2018年9月18日に亡くなったときは、まだ41歳の若さでした。

総合格闘家としての功績とは別に、犬に寄り添うタイプの愛犬家だったことは、今でも山本KIDファンに語り継がれています。

ピットブルを飼っている有名人は？

ダルビッシュ有：メジャーリーガー（野球選手）

メジャーリーグで活躍する投手、ダルビッシュ有さんもピットブルと暮らす有名人のひとり。

しかもピットブル2匹以外にも、なんと４匹の保護犬を多頭飼いしていました。

（ミニチュアシュナウザー、フレンチブルドッグ、ミニチュアピンシャー、イタリアン・マスティフ（イタリアン・コルソ・ドッグ））。

ダルビッシュ有さんが飼っているピットブルは、まずメスのゴンちゃん。

そして同じくメスのピットブルで、セージちゃんです。

ちなみにセージちゃんは元捨て犬。

あと１日遅ければ、公共の収容センターに収容され、殺処分の可能性もありました。

2017年に里親を募集する元飼い主のSNSを見て、引き取りを申し出たダルビッシュ有さん。

「犬を引き取る前に、世話をするために何をしなければいけないのか、ということを考える必要があります。決して人々に『彼は20匹でも30匹でも世話ができるじゃないか』とは思って欲しくはないです。自分の犬は自分で世話をする、ということが肝心です」

出典：espn news(2017.4.29)：ダルビッシュ有の発言より

こんなダルビッシュ有さんのコメント共に、日米メディアでニュースにもなりました。

それから、ダルビッシュ有さんの家で暮らし始めたピットブルのセージちゃん。

2019年3月にがんの全身転移・多臓器不全で亡くなりましたが、その２週間前までは元気で余生を過ごしていたそうです。

武蔵丸（武蔵川部屋）：元横綱

ハワイ出身で、元大相撲力士の武蔵丸さんもピットブルを飼っています。

武蔵丸さんの愛犬はオスで、名前はライノくん。

2008年12月生まれで、武蔵川部屋の番犬としても、ファンにはお馴染みの存在です。

ハワイにある武蔵丸さんの実家では、元々ピットブルを２匹飼っていたそう。

ですが１匹が天国に行ってしまい、寂しがる家族のために子犬を探したことが、武蔵丸さんとライノくんの出会いでした。

ただ力士を引退後も、日本で生活していた武蔵丸さん。

子犬を飛行機に乗せ、ハワイへ送ることが心配になり、結局は自分が飼うことに・・・。

武蔵丸さんは、ライノくんが子犬の頃からしっかりトレーニングし、良き相棒に育て上げたのでした。

武蔵川部屋の力士たちが門限を破り、深夜にこっそり帰宅しても、ライノくんは決して見逃さないのだとか。

とはいえ性格は温厚で、お客さんにも愛される番犬だそうです。

具志堅用高の愛犬は、ピットブルではなくボクサー！

「具志犬グスマン」と名付けた愛犬と共に、しばしばバラエティ番組に出演している具志堅用高さん。

強そうな見た目の犬で、具志堅用高さんも「猛犬の犬種」と語っていたことから、

「具志堅用高さんの愛犬は、ピットブル？」

と、勘違いされることも多いそうですが、実は違います。

具志堅用高さんの愛犬の犬種は、ボクサー。

ドイツ原産の猟犬で、軍用犬としても活躍する大型犬です。

ボクサーは、頑丈な骨格に強靭な筋肉、そして強力なあごをもつ犬種。

優れた攻撃力で、ピットブルと同様にマッチョな犬ですね。

ただ愛犬「グスマン」くんは、適切に訓練されて、とてもお利巧さんだったそう。

具志堅用高さんは、WEBメディアのインタビューでこう語っています。

具志堅用高：　女房に「こんな怖い犬、飼えない！」と反対されちゃった。それで3か月間、千葉にあるボクサー犬訓練所できちんとしつけをしてもらったんだよ。だから、行儀が良くて全然、悪さはしなかった。

出典：Hint-Pot（2020.12.7）

バラエティ番組に何度も出演し、人気者だったグスマンくん。

ですが肛門がんが全身に転移し、2020年7月に10歳で亡くなっています。

あれからもう、２年以上が経ちました。

ボクサー犬のブリーダーからは、「またボクサー犬を飼いたくなるよ！見に行こう！」と誘われるそう。

ですが2022年現在は、具志堅用高さんが新しい犬を迎えたとの情報はありません。

ピットブルを飼っている芸能人は少ない・・・、なぜ？

ピットブルを飼っている芸能人や有名人を紹介しましたが、意外とその数は少ないものです。

その理由はなぜか。

ピットブルの成り立ちや特性から、少し掘り下げてみます。

ピットブルは闘犬用で危険？日本でも規制が・・・

ピットブルは、1870年以降に誕生したとされる新しい犬種。

イギリス原産のスタッフォードシャー・ブル・テリアに、ブルドックなどを交配させ、闘犬用としてアメリカで誕生しました。

闘争心が強く、突発的な攻撃性が特徴的。

身体能力・訓練性が高く、主人に忠実。

全身が筋肉の塊で、噛みついたら容易には離さない・・・。

そんな特性から、闘犬として最強の犬種として人気となったピットブル。

ですが欧米の複数の国々（地域）では、危険犬種として法規制がかけられています。

ちなみに日本では、ピットブルを飼うことは合法。

ただし茨城県の条例では「特定犬」に指定され、檻の中で飼育するなどの条件が飼い主に課せられています。

そしてアメリカ国内では、1900年代に闘犬は禁止になりました。

ただ今も非合法の賭博として、少なくないピットブルが命を落としている現状が指摘されています。

ピットブルの死亡事故・咬傷事故が話題に（トイプードル）

日本国内でも、現在までに数件の咬傷（犬の噛みつき）事故が報告されているピットブル。

2020年には、ピットブルに嚙みつかれたトイプードルが死亡するという痛ましい事件もありました。

千葉県銚子署は2020年7月６日、県動物愛護条例違反や過失傷害の疑いで、銚子市に住む無職の男性（53）を地検八日市場支部に書類送検した。

書類送検容疑は５月１５日午前６時半ごろ、鎖などでつながずに自宅で飼育していた闘犬用の犬種「アメリカン・ピット・ブル・テリア」の雄１匹（体長約1メートル）を逃がし、同１１時半ごろ、腕や腹をかまれた近所の無職の女性（67）に全治約40日のけがを負わせた疑い。女性が抱いていた雄のトイプードルもかみつかれて死んだ。

出典：千葉日報（2020.7.6）

逮捕された男性は、普段から自宅内でピットブルを放し飼いしていたそう。

外出するために玄関を開けたところ、そのピットブルが逃走。

近所の家の庭先に入り込み、そこの住人だった女性と愛犬トイプードルに噛みついたのです。

当時SNS上では、そんなコメントが殺到し炎上状態になりました。

（咬傷事故を起こしたピットブルは、逮捕された飼い主からブリーダーへ返却されています）

また2022年4月には、千葉県市川市でピットブルが逃走し、警察が出動する騒動も起きています。

（幸い穏やかな性格のピットブルで、警官の「お座り」に従って捕獲されました）

日本国内で禁止されていないとはいえ、ピットブルの飼い主には、相応の準備や対応が求められるのが実情ですね。

【チェック！】多頭飼いに向かない犬種や組み合わせで後悔？ピットブルも！犬2匹目で失敗しない選び方

【死亡事故】ピットブル4匹がチワワを襲った事件とは？

メディアで報道されていないものの、犬の飼い主の間で語り継がれている事件もあります。

それはピットブル4匹が集団でチワワに襲い掛かり、噛みついた・・・というもの。

この咬傷事故でも、被害を受けたチワワは亡くなっています。

事件当時、被害者を受けた飼い主がFacebookに情報を投稿し、広く拡散されていました。

（投稿した当初は、現場の画像付き）

咬傷事故の直前、ピットブルの飼い主は、4頭まとめて係留ポールにつないでいたそう。

ですがそのポールは、中型犬（体重20㎏前後）用と明示されたものでした。

当然ピットブル4頭のパワーには耐え切れず、ポールを引き抜いてしまったのです。

チワワの飼い主さんによると、事件後に被害届を提出。

ピットブルの飼い主からは謝罪を受け、殺処分は希望しないと語っています。

悪いのは犬ではなく飼い主で、せめてこの事件が教訓となって欲しい、と。

ただ、この事件からもう5年以上です。

報道されなかったこともあり、今はもう話題になることも減っています。

風化してしまわないように、この記事にも記載しておきます。

ピットブルを飼うのは大変？

ピットブルは、決して「飼いやすい」犬種ではありません。

その理由は、大きく分けて二つ。

性格そのものは、犬それぞれの個体差や生育環境に左右されます。

誰に触られても怒らない、温厚なピットブルもたくさんいます。

ただ、それはあくまでも結果論。

大人しい性格や行動のピットブルに育つかは、飼ってみないとわからないわけです。

なのでピットブルの飼い主になるなら、この３点は絶対条件。

ちなみに平均的なピットブル（成犬）では、散歩は毎日1～2回、それも２時間くらいは必要だそう。

一人暮らしや共働き、犬に関して知識の浅い人がピットブルを飼うのは、かなり難しいのが現実です。

【まとめ】ピットブルを飼っている芸能人は誰？後藤祐樹や格闘家、具志堅用高は？

闘犬のための犬として、攻撃性や身体能力を高める交配の結果、アメリカで誕生したピットブル。

そんなピットブルを飼っている芸能人や有名人は、

• 後藤祐樹さん
• 藤原組長（藤原喜明）
• 堀口恭司さん
• （故）山本KID徳郎さん
• ダルビッシュ有さん
• 武蔵丸さん

ちなみに今回紹介した芸能人や有名人の皆さんは、良き相棒・パートナーとして、ピットブルと暮らしています。

SNSやブログなどで発信される愛犬の姿は、とても素敵です。

ただピットブルは、一人暮らしや共働きで簡単に飼える犬種ではありません。

飼い主の力量不足があれば、ピットブル自身が不幸になることは、覚えておきたいものですね。