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なぜアクサのペット保険は炎上した?ペット保険の闇を理解しないと飼い主は損をする?
「アクサのペット保険」「#炎上」って何があったの?
犬を多頭飼い
アクサだけが悪いとは言い切れず・・・。「ペット保険の闇」を3つ紹介します
私はいま1人暮らしで、ミニチュアダックス系の小型犬3匹と暮らしています。
犬を多頭飼いしていると、思いのほかお金がかかりますよね。
とりわけ心配なのは医療費で、ペット保険の加入を考えるわけです。
でもネットを検索していると、なんだか気になる話題が・・・。
- アクサのペット保険が大炎上した理由(経緯と結論も)
- 3つの「ペット保険の闇」
- ペット保険に入るメリットはあるのか?
- ペット保険で損するリスクを減らす方法は?
「ペット保険」は、公的な健康保険制度とは違い、民間会社が提供するサービス。
色々と選べる一方で、利益にシビアな面もあります。
犬を多頭飼い
ボランティアや人助けのサービスではないです
ペット保険を選ぶ前に知っておくべきこと、損するリスクを減らす方法をまとめました。
アクサのペット保険が炎上!最悪の口コミが集まった理由は?
現在では、たくさんの企業が参入しているペット保険業界。
なかでも大手といえば、「アクサダイレクト」や「アニコム損保」・・・ですよね。
そのうち炎上騒動で話題になったのは、アクサダイレクト。
販売するペット保険「いぬのきもち・ねこの気持ち保険」について、加入していた飼い主のツイートが発端でした。
アクサのペット保険が炎上した経緯
アクサのペット保険「いぬ・ねこのきもち保険」が大きく炎上したのは、2016年のことです。
きっかけは、ペット保険に加入していた飼い主さんのツイートでした。
その飼い主さんは保護猫を迎え入れた直後から、このペット保険に加入したそう。
猫の話とはいえ、アクサのペット保険「いぬ・ねこのきもち保険」は飼い犬も対象にしたもの。
犬を多頭飼いする私にとっても、他人事ではありません。
飼い主側の言い分と経緯を詳しく紹介しましょう。
【飼い主側の主張】
- 健康で既往症のないときから、アクサのペット保険に加入
- 途中で病気になり、治療費が必要になった
- アクサ側から、次年度から「その治療中の疾患は対象外にする特約」をつけると通知された
- 請求する金額が大きくなると、後出しで対象外にするの?
- 長期補償や終身継続と言われて加入したのに、納得できない
つまり、「保険料を払ってきたけど、いざ病気になると補償してもらえない!」という主張ですね。
飼い主さんの怒りは大きく、ツイートを連投して、経緯について説明されていました。
その内容をまとめるとこうです。
【飼い主側から見たの経緯】
- ペットを迎え入れた直後、8年前からアクサのペット保険に加入
- 1年毎の自動更新で、終身補償の契約
- 加入して4年後に肝臓の病気になった(今も通院治療中)
- 2年前に腎臓の病気になった
- 今年のペット保険の更新時、「特定傷病補償対象外特約」を一方的に通知された
- この特約内容は、「肝・胆道系疾患」は保険金の支払い対象外というもの
- 特約に了解しないなら、次年度は保険の更新はない
- コールセンターに問い合わせたが、「肝・胆道系疾患」の詳細は非公開
- 次年度から特約をつけると決定した審査内容も非公開
当初は飼い主側に同情し、アクサ「ペット保険」側を非難するツイートが集まりました。
「ペット保険」の口コミサイトにも、最悪な口コミが殺到したのです。
一方では、Twitter上にはアクサの「ペット保険」を擁護するこんな意見も・・・。
1年更新の掛捨て保険なら、仕方ないんじゃない?
審査内容を明かせないのはブラックではないと思います。審査方法・内容を明かしてしまえば対策をいくらでも考えることができますし、悪用する輩が出てくるでしょう。
いや、これ読んだけど1年定期保険なら人間向けの保険でもそうなるってば。当たり前の話だろって。
この話題はTwitterでは一時トレンド入りし、まとめサイトも作られるほどの炎上状態になったのでした。
ちなみに炎上騒動の発端となった飼い主さんは、経緯をまとめたブログも開設。
ただし現在は削除されています(どうやらアクサダイレクトとは和解されたようです)。
またアクサのペット保険へ、この件に関する行政指導もありません。
犬を多頭飼い
飼い主さんの気持ちは察するけど、アクサの「ペット保険」に非はないような・・・
アクサのペット保険は炎上を繰り返している?
2016年に話題になった「アクサのペット保険」に関する炎上騒動。
実はその後も、アクサのペット保険はTwitter上で話題になっています。
例えば2021年にも・・・。
このツイッター投稿者も、アクサの「ペット保険」に加入していたそう。
その経緯と状況はこちらです。
- 加入していたのは、アクサのペット保険
- 8歳から9年継続し、30万円ほど保険料を支払った
- 過去3年の治療で、総額23万円の補償を受け取った
- 単年度契約で、毎年更新の保険契約
- 10年目の契約更新を断られた
- 更新時に審査されることや契約が変わるかもしれないとは約款に書いてあった
- 高齢期の補償に備えて、加入制限前の8歳から加入したのに・・・
状況としては、2016年の「アクサのペット保険」炎上騒動と似ていますよね。
治療費として保険金の支払いが続いた後の更新で、それまでとは違う特約が提示される(あるいは更新されない)。
保険会社の対応は約款に書いてあった通りだけど、(飼い主としては)心情的に納得がいかない・・・。
このような「ペット保険」にまつわる炎上騒動が起こるたび、話題になるのはこんなキーワードです。
それは、「ペット保険の闇」。
何だか不穏な響きではありませんか。次に詳しく紹介しますね。
ペット保険の闇とは?
ペット保険の市場規模は、近年はずっと右肩上がりです。
2014年から2019年まで5年間の調査では、なんと223%も拡大したとのデータもあります。
(参考:株式会社富士経済「2020年ペット関連市場マーケティング総覧」)
一方で指摘されているのは、「ペット保険の闇」。
どの会社のペット保険を選択する場合も、知っておきたい情報です。
損害保険扱いで1年毎の更新
ペット保険のほとんどは、損害保険で1年毎の更新です。
つまり毎年々々、飼い主と保険会社で契約の見直しをする仕組みです。
人間の公的な健康保険の感覚で契約し、ペットが高齢になってから、契約更新を断られた。
そんな声を取り上げ、経済誌などで「ペット保険の闇」と紹介されたことがありました。
ちなみに「終身補償」と記載されているペット保険も、単年度更新なのは同じ。
ただし年齢制限は課されず、高齢になっても継続できるという意味です。
(ペット保険によっては、10歳以上は契約更新できない商品もあります)
また「自動更新」で契約するペット保険も、保険会社側は毎年審査して、契約更新の有無を決定します。
その時に新たな特約をつけ、飼い主が同意しなければ、更新しないタイプの商品もあるのです。
炎上騒動となったアクサのペット保険、「いぬ・ねこのきもち保険」もまさにコレ。
飼い主さんの気持ちも理解できるけど、保険会社も悪くない・・・
そんな指摘も多く、それが炎上騒動をさらに加速させました。
ただし保険会社によっては、こんな条件のペット保険も販売しています。
- 契約は1年毎に自動更新
- 終身補償で、更新時の年齢制限なし
- 更新時に条件を加えることはないと約款に明記
これなら、「高齢になったときの病院通いに備えて・・・」といった目的にも見合います。
ペット保険を選ぶときは、この点は重要ポイントですね。
ペットとペット保険の抱き合わせ販売
ペットをお迎えするとき、販売元からペット保険をオススメされていませんか?
ペットショップだけでなく、ブリーダーがペット保険の代理店をしている場合もあります。
犬や猫と暮らすなら、医療費の準備も大切です。
販売元がペット保険について情報提供することは、必ずしも悪いことではありません。
ですが、ペットとペット保険の抱き合わせ販売は違法です。
参考:独占禁止法第19条(一般指定第10項抱き合わせ販売等)
ただ・・・、微妙なシチュエーションもありますよね。
「このワンコとペット保険はセットなんです」
「ペット保険に入らない飼い主さんには、ちょっと・・・」
そう言われたら、なかなか断りにくいです。
そんな事例から、これも「ペット保険の闇」と指摘されているわけです。
ちなみにペット保険に強制加入させられた場合でも、基本的にはクーリングオフ制度の適用になります。
ただ「保険期間が1年以上」「契約日から8日以内の手続き」など、適用には条件があるのでご注意を。
ペット保険の会社が破綻するリスク
補償内容や期間によって、様々な商品が存在するペット保険。
販売元の保険会社もいろいろで、実績の浅い企業も混じっています。
それはつまり、運営元が潰れるリスクもそれなりにあるということ。
現実に2022年9月1日付で、中堅ペット保険会社「ペッツベスト」に行政処分が下り、実質的な破綻となりました。
ちなみに保険会社には、3つの種類があります。
生命保険会社、損害保険会社、そして2006年から誕生した少額短期保険会社。
少額短期会社(小短)はミニ保険とも呼ばれ、ユニークな商品や新規参入の企業が多い市場です。
ペット保険業界でも、たくさんの少短保険商品が販売されていますね。
ただし裏を返せば、体力や実績のない会社も参入しやすいという事実。
2022年時点まで、少額短期保険会社への行政指導は合計8回ですが、その半数を占めるのはペット保険業者なのです。
実は破綻まで、ネット上の口コミ評価は悪くなかったペッツベスト。
大手口コミサイト「みん評」では、ペット保険ランキングの口コミ1位でした。
ペット保険業界は、まだまだ発展途上で伸び盛り。
それだけに体力のない保険会社も、まだまだ存在するでしょうね。
ペット保険に入るメリットはある?
炎上騒動が起きたり、保険会社が破綻したり・・・。
何だか大変そうなニュースばかり紹介しましたが、それでもペット保険のメリットはあります。
【ペット保険に加入するメリット】
- 医療費の窓口負担を抑えられる
- 急な出費に対応できる
- 損害賠償の特約を選択できる
- 獣医への相談サービスがある
医療費の自己負担(総額)を抑えられるかどうかは、ペットの個体差が大きい。
契約する保険商品によっては、保険料の方が高くつくケースもあり得ます。
ただし他の3つのメリットは、犬を多頭飼いする私(一人暮らし)にとって、無視できない魅力があるのです。
急な出費に対応できる
事故やケガ、誤飲、中毒などで、突然手術や入院が必要になったとき。
ペットの種類や大きさにもよりますが、数十万の出費はザラです。
例えば、私が多頭飼いしているミニチュアダックス系の犬の場合の話。
椎間板ヘルニアの入院治療で、合計25万円も必要だったケースがあるそうですね。
(出典:au損保「ペット保険」)
犬を多頭飼い
犬のために多少の貯金はしていますが、一気に数十万円が必要なのはキツイ
慢性的な病気治療なら、そのつもりで毎月予算を考えられますが、突然の高額出費はダメージが大きいです。
予期せぬ「もしも」に備えるのが、ペット保険の一番のメリットでしょう。
損害賠償の特約を選択できる
ペット保険によっては、「損害賠償の特約」をつけることが出来ます。
これは愛犬・愛猫が外出先で何かを壊したり、誰かをケガさせてしまったときの補償です。
ドッグランや犬を連れて旅行に行ったとき、やっぱりリスクはゼロにできません。
特にヒヤリとするのは、小さい子供たちの存在ですね(人間)。
「わんわん、かわい~」
甲高い声を挙げて近づいてくる子供たち。
親し気に(そして遠慮なく)、犬に触ろうとする子供たち。
犬を多頭飼い
ウチの犬たちは、かなり苦手です
飼い主としても近づけないようにしますが、万が一もあります。
もし犬が子供を噛んでしまったら、相手がどんな悪ガキでも、責められるのは犬側でしょう。
犬を多頭飼い
幸いなことに、まだ経験はありませんが
お金だけで済まそうとは思いませんが、お金がなければ・・・、和解はかなり難しい。
特に犬の飼い主にとっては、「損害補償の特約」はとても魅力的だと感じます。
獣医に相談できるサービス
一部のペット保険では、獣医への電話相談サービスが付いてきます。
これは保険会社と提携している獣医へ、ちょっとした悩みを相談できるもの。
受診を迷うときや、他の専門家の意見を聞きたいときに重宝します。
大きな声では言えませんが、かかりつけ獣医に相談しにくい話ってありませんか?
- しつけの悩みや、犬グッズが身体に与えるかもしれない影響
- 病気というほどでないけど、何か変
- かかりつけ獣医に相談したけど、いまいち不安で他の意見も聞きたいとき
絶対会うことのない獣医が相手ですから、むしろ包み隠さず、全てをお話しできてスッキリします。
受診するときに、「○○って表現すれば、獣医に伝わりやすいよ」といったアドバイスも助かりました。
ペット保険で損するリスクを減らす方法とは?
ペット保険で損をしないためには、結局よく比較して決めるしかないです。
「有名な会社だから」「口コミが良いから何となく・・・」
これが一番危ない。
犬を多頭飼い
口コミが高評価だったペッツベスト少額短期保険は、破綻してしまったし・・・
【ペット保険を選ぶポイント】
- 契約パターン(終身補償・更新時条件の有無)
- 加入可能な年齢
- 自分のペットがかかりやすい病気・ケガがカバーされているか
- 損害補償の特約
- 獣医に相談できるサービスの有無
当然ですが、補償が手厚くなれば、それだけ保険料は上がっていきます。
そこで、何を重要視するかが大切です。
「急な出費に備える目的」あるいは、「慢性疾患や長期の通院に備えたいか」
この二つなら、後者の方が保険料は高いですね。
一方で、保険料の安さや「急な事故・ケガの出費」だけに重点を置くなら・・・。
更新時に特約が付く可能性のある契約の方が、保険料は割安な傾向です。
とは言え、ひとつひとつの保険会社・ペット保険を検索して、自分で比較検討するのは大変です。
譲れない条件をいくつかピックアップし、それで一括検索しませんか。
オンラインで資料請求できて、しかも無料。
検討した結果、ペット保険は使わないという判断でも、もちろんアリです。
【まとめ】アクサのペット保険の炎上は賛否両論!「ペット保険の闇」も原因のひとつ
犬や猫などペットの医療費は、人間とは違って100%自己負担(しかも自由診療)。
公的な健康保険もなく、ペット保険を提供するのは民間の会社です。
アクサの「ペット保険」が炎上した理由は、更新時に支払い疾病を制限する特約が提示されたこと。
ただしそれは違法ではなく、約款にも書かれている契約事項でした。
そのため、飼い主への同情と保険会社を擁護する声の賛否両論で炎上したと言えます。
ただペット保険は、まだまだ新しく伸び盛りな分野です。
契約者側の理解不足から、単年度契約の形態について、「思ってたのと違った」につながる例が多いのも事実。
ペットとの抱き合わせ販売や破綻リスクと合わせ、「ペット保険の闇」と指摘されています。
せっかく様々な商品が販売されているペット保険。
資料請求の上で、自分とペットに合わせた選択をしたいものですね。
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