北海道犬の標準体型
『天然記念物北海道犬標準体型並びに解説』(昭和58年1月10日発行)より転載しました。 旧字体でホームページで表示されない文字は新字体に変更してありますが、それ以外は、当時のままとなっております。
序 文
天然記念物に指定されている日本犬は、秋田犬(大型〉、甲斐犬(中型〉、 紀州犬(中型〉、越の犬(中型〉、土佐犬(中型)、北海道犬(中型)、柴犬 (小型〉の7種類であるが、北海道犬を除く他の中型犬は、すべて中部以南の 温暖地方にあり、同じ中型犬ではあっても、北海道犬は、元来が狩猟犬として アイヌ民族に飼育され、狩猟犬としての体型と、雪と寒気に鍛えられた体質を 整うる特質をもつものであって、ここに北海道犬の標準体型は、独自の意義を持つものである。
(北毎道犬の天然記念物指定は、昭和12年12月21日である。)
北海道犬の標準体型
(昭和29年4月11日制定)
1 外貌と気質
素朴感あり、性相判然とし、体躯均衡をえてよく乾燥し、骨格は緊密、筋腱は強靭で逞しい。逞威に富み良性で、感覚は鋭敏、動作は活発敏捷、歩 態は軽快で弾力がある。
2 体 躯
ほぼ正方形の姿態を示し、やや前勝ちの感がある。
体高の標準 |
牡 約48.5㎝ (1尺6寸)上下各3㎝(上下各1寸)を含む。
牝 約45.5㎝ (1尺5寸)上下各3㎝(上下各1寸)を含む。
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体高と体長の比は 10対11 で、牝の体長はやや長い。
3 頭 部
額広く頬部はよく発達し、前額の縦溝および額段は浅いが明瞭である。
(1)耳 |
三角形で小さくよく緊まり、両耳の中央線は、ほぼ並列し、額段に対しておおむね直角に立つ。
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(2)目 |
やや三角形で外眥上がり、突出することなく、虹彩は暗褐色である。その表情は溌剌として注意深く、かつ大胆性を示す。
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(3)口吻 |
鼻梁は真直で、口唇および鼻鏡はよく緊まり、歯牙は強健で正し く咬合する。
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